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Column

2021.12.09

おすすめはどっち?ビジネスローンとファクタリング徹底比較

比較

今回は、「ビジネスローンとファクタリングの比較」をテーマにお送りします。
何らかの事業を営んでいる方が、事業の運転資金を得るための資金調達方法として活用できるビジネスローンとファクタリング。両者を比較したとき、どちらがよりおすすめといえるでしょうか。
ここでは、
・そもそもビジネスローンとは?
・ビジネスローンがおすすめな場面とは?
・ファクタリングがおすすめな場面とは?
といった内容についてまとめてみました。

ビジネスローンとは?

ファクタリングについては、当コラムでも何度か取り上げているように、売掛債権を現金化できるサービスを指します。通常であれば支払われるまでに期間を要する売掛債権を、ファクタリング業者に売却することでいち早く現金化することが可能です。

では、今回比較したいビジネスローンとは、どのようなものなのでしょうか。

事業資金用のローン

料金

ビジネスローンは、銀行や信販会社、消費者金融といった金融機関が提供しているサービスです。
用途を「事業資金」に限定している金融商品であり、
・無担保で借りられる
・保証人が不要な場合が多い
・銀行融資などよりも審査が緩い傾向にある
といった特徴があります。
法人や個人事業主といった、何らかの事業を営んでいる方向けのサービスとなっています。

ビジネスローンがおすすめなのはどんなとき?

オススメ

さて、上記のようなビジネスローンは、どんなときに利用するのがおすすめといえるでしょうか。

簡単にまとめると、
・債権を所持していないとき
・債権以上の金額が必要なとき
ということになると思います。

ファクタリングの場合は、「売掛債権を買い取る」というサービスなので、そもそも売掛債権を所持していない場合は利用することができません。

一方、ビジネスローンは売掛債権がない場合でも利用可能です。
事業を開始して日が浅く、売掛債権を持たないタイミングで資金調達の必要があるという場合は、ビジネスローンの利用が便利であるといえるでしょう。
また、「必要な資金が手持ちの売掛債権を売却した金額では足りない」という場合も、ビジネスローンならカバーできることがあります。

ただし、ビジネスローンにも上限額はあるので、その点は注意する必要があります。
数百万円から1000万円ほどに設定されているケースが多いようです。

ビジネスローンのデメリット・注意点

要注意

ビジネスローンの利用は、「借入」として信用情報に記録されることになります。
このことは、のちのち銀行融資を受けなければならなくなったときなど、審査に時間がかかったり、審査に落ちてしまったりする原因になってしまう可能性があります。
「信用情報に影響を及ぼさない方法で資金調達をしたい」という場合は、あまり向いていない方法といえるでしょう。

また多くの場合、ビジネスローンは年齢制限が設けられているという点にも注意すべきでしょう。
具体的には、【20~69歳】という年齢制限を設けている金融機関がほとんどです。
つまり、20歳未満の未成年者や70歳以上の高齢者の方は、ビジネスローンを活用できないといえます。

【20歳】という下限は、法律によって「未成年者は親権者の同意がなければ法的な契約を結ぶことができない」とされていることから設定されています。
一方、【69歳】という上限が設定されているのは、ある程度の年齢以上になるとローンの返済能力が下がると考えられているからです。

というわけで、70歳以上の方が資金調達をしようとした場合には、適さない方法であるといえます。

ファクタリングならではのメリット

ビジネスローンにない「ファクタリングならではのメリット」としては、
・信用情報に影響を及ぼさない
・年齢制限がない
といったことが考えられます。
それぞれ簡単に解説したいと思います。

信用情報に影響を及ぼさない

審査

すでに解説したように、ビジネスローンは「借入」としての履歴が残るために、のちのち銀行融資などを受けなければならなくなったとき、不利に働く場合があります。
「借入=借金をしたことがある」という事実が、審査の結果に響く可能性があるわけです。

一方、ファクタリングは借入という方法を取らずに資金を調達できるサービスとなっています。
ファクタリング業者に売掛債権を売却し、手数料を引いた金額を受け取るということで、利用者とファクタリング業者の間には「売買契約」が結ばれることになります。
結果的に、信用情報に「借入」という記録が残りません。

「信用情報に影響を及ぼさない方法で資金調達がしたい」という場合、ファクタリングがよりおすすめであるといえるでしょう。

年齢制限がない

ファクタリング合意

ビジネスローンには、【20~69歳】という年齢制限が設けられているのが一般的ですが、一方でファクタリングの場合、原則として年齢制限はありません。
これも上記と同じく、「ファクタリングは借入ではないから」というのが理由です。
借入ではない以上、利用者の返済能力の有無は関係がないので、年齢制限の設定は行われていないのです。

まとめ

いかがでしょうか。
今回はビジネスローンとファクタリングの比較を行いました。

ビジネスローンは、売掛債権を所持していない場合や、売掛債権を売却するだけでは足りない額の資金を必要としている場合におすすめできる資金調達方法です。
ただし、「借入」として記録が残るため信用情報に影響を及ぼすこと、年齢制限があって70歳以上の方は利用できないことがデメリットとして挙げられます。

一方のファクタリングは、借入の記録が残らないため信用情報に影響を及ぼすことがなく、利用者が70歳以上であっても利用することが可能です。
資金調達を必要としている場面に応じて、使い分けることが大切であるといえるでしょう。

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