ファクタリングは単発・短期での利用がおすすめ!
今回は、「ファクタリングは短期利用がおすすめ」というテーマでお送りしたいと思います。
ファクタリングは、売掛債権を早期に現金化できるサービスです。
特に、私たちGCMでは診療報酬・介護報酬債権の現金化を承っています。
「ちょっと早急に現金が必要だから、今月分のレセプトをすぐに現金化したい」という場合に便利なサービスであり、キャッシュフローの立て直しのために数ヶ月間継続して利用することも可能です。
ただし、ファクタリングの長期にわたる継続利用には注意する必要があります。
単発かあるいは2~3ヶ月ほどの短期利用がおすすめです。
単発・短期利用がおすすめ!
ファクタリングを長期にわたって継続利用することには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
最も大きなポイントは、「手数料が負担になってしまう可能性がある」ということ。
ファクタリングの手数料は、たとえば銀行融資の金利などに比べると高めに設定されています。
1回か、あるいは2~3回であればそれほどではないかもしれませんが、利用の期間が長期になればなるほど、その分だけ手数料も長期にわたって支払わなければならず、結果的に経営を圧迫してしまう可能性があります。
以上のことから、ファクタリングは「単発・短期利用がおすすめ!」といえます。
「翌月、翌々月には状況が改善しているだろう」と見込める場合に有効な資金調達方法です。
長期継続利用にもメリットはある?
とはいえ、「長期継続利用はまったくメリットがない」というわけではありません。
特に、「2社間ファクタリング」を利用する一般企業の場合は長期継続によってメリットを享受できます。
2社間ファクタリングは、「ファクタリング業者」と「依頼者」の2社間で行うファクタリング。
①ファクタリング業者が売掛債権を買取&現金化
②依頼者が自ら売掛金を回収
③依頼者からファクタリング業者に売掛金を引き渡し
という流れでサービスが提供されています。
そんな2社間ファクタリングの場合、依頼者は長期継続利用によってファクタリング業者からの信用を得ることができます。
結果的に、長く利用しているうちに入金スピードが早くなるなど便宜を図ってもらえることもあるようです。
欧米では長期継続が普通?
ちなみに、欧米では「ファクタリングは長期継続利用が普通」といわれています。
実際のところ、欧米では、大企業がファクタリング業者と長期の契約を結んでいるケースが見られます。
ただし、欧米の場合は「資金繰りに困っていち早く現金化する」という利用方法ではなく、「売掛債権にまつわる業務のアウトソーシング」という意味合いがあるようです。
ファクタリング業者は、依頼者から債権を買い取って現金化しますが、これは言い換えれば「売掛債権の回収業務」を肩代わりしていることになります。
また、依頼者の取引先の企業に関する信用調査を行うのも、ファクタリング業者の仕事です。
依頼者としては、取引先と今後も取引を続けていくべきかどうか判断する際に役立ちます。
ファクタリングの手数料のみで、これらの業務を委託できるわけです。
まとめ
いかがでしょうか。
以上、見てきたようにファクタリングは短期での利用がおすすめです。
紹介したように、欧米では大きな企業が売掛債権の管理をファクタリング業者にアウトソーシングしているという側面もあります。しかし日本では、このような利用方法はまだ定着してはいません。
また中小企業の場合、長期の継続利用によって毎月の手数料が負担になったりすることも考えられます。
ご利用の際には、ぜひ参考にしていただければと思います。