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診療報酬債権ファクタリングは審査に通りやすい?その審査基準について

診療報酬について考える医者

私たちGCMは、医療機関様や介護サービス事業者様に向けた「診療報酬債権ファクタリング」を行っています。提出していただいた各種必要書類をもとに審査を行ったのちに、契約内容の説明へと移らせていただきます。
審査につきましては、提出書類に不備・問題等がなければ、ほぼ確実に通過できると思われます。
当社に限らず、診療報酬債権ファクタリングの審査に通過するのはそれほど難しくありません。

ところで、本来のファクタリングは一般企業も利用するサービスです。
企業間で発生した売掛債権をファクター(ファクタリング業者)に譲渡することで、現金を調達できます。
しかし、一般企業の中にはファクターによる審査に落ち、ファクタリングを利用できないところがチラホラ見られます。
「銀行や消費者金融などの金融機関に比べて、審査が通りやすい」と言われることが多いファクタリングですが、残念ながら審査に落ちてしまうこともあるのです。

なぜ、一般企業のファクタリングではそのようなことが起こるのでしょうか。
そして、なぜ診療報酬債権ファクタリングは審査が通りやすいといえるのでしょうか?

一般的なファクタリングの審査基準

審査

ファクタリングの審査基準については、当コラムでもすでに解説しています。
詳しくはそちらをご覧いただければと思いますが、あらためておさらいしてみましょう。

①売掛債権が実在しているか
大前提の話として、ファクタリングを利用するには、売掛債権が実在していなければいけません。
資金繰りに困っている一般企業の中には、他の企業と口裏を合わせて架空の売掛債権を捏造し、それをファクターに売ることで現金を調達しようと目論むところもあります。
当然、このような悪事が発覚すれば、間違いなく審査から落とされます。

②売掛先の企業は信用できるか
依頼主の信用も大切ですが、それ以上にファクターは「売掛先が信用できるかどうか」を見ています。
万が一にも、
・売掛先が倒産する
・支払いを踏み倒す
というようなことがあれば、ファクターにお金が入らず、大きな損失を生むことになります。
そのため、売掛先の法人信用情報や借入件数などを見た結果、不安要素があるとファクターが判断した場合に、審査落ちしてしまう可能性があります。

③ファクターへの入金がいつ行われるか
売掛金の清算は、長くても60日以内に行われるのが妥当です。
ファクターへの入金が確実であり、なおかつこの期間内に入金日が予定されていれば、審査結果に支障をきたすことはないでしょう。
しかし逆に、精算までの日数が60日を超えるようであれば審査に落ちる可能性が高まります。

診療報酬債権ファクタリングの審査は通りやすい

診療報酬債権ファクタリングの審査は通りやすいことを説明する女性

以上、一般的なファクタリングの審査基準を簡単におさらいしました。
ここで紹介したのはあくまでも一例ですが、審査に落ちる要因はいくつか考えられることがわかります。

一方、診療報酬債権ファクタリングは、冒頭でも軽く触れたように、提出書類に不備や問題がない限り、ほぼ審査を通過することができます。
もちろん、上記の審査基準が設けられていないわけではありません。

では、なぜ診療報酬債権ファクタリングは審査が通りやすいのか。
その理由を以下にまとめてみました。

①債権が実在しているかどうかの確認が容易
診療報酬債権ファクタリングにおいて、ファクターに提出しなければいけない書類の中には請求書(レセプト)、支払決定通知書が含まれています。
これらの書類をチェックすれば、債権が実在するか否かの確認が容易にできます。

②売掛先の信用力が高い
診療報酬債権ファクタリングの売掛先は、社会保険診療報酬支払基金(社保)や、国民健康保険団体連合会(国保)など、特別の法律によって設立された民間法人です。
そのため、一般企業と違って倒産したり入金を踏み倒したりするリスクがなく、ファクターは安心してファクタリングを行えます。

③入金が確実かつスムーズに行われる
通常、診療報酬は医療機関や介護サービス事業所がレセプトを提出してから約2ヶ月後に支払われます。この支払日は前もって明確になっており、土壇場になって日が前後することもありません。
入金が確実であり、しかも早期に買い取った債権分のお金が入金されることが約束されています。

このような理由から、ファクターは安心して診療報酬債権ファクタリングを行うことができます。
結果的に、審査に落ちるリスクは減るというわけです。
「審査に落ちたらどうしよう……」
と不安に感じている医療機関様や介護サービス事業者様も、ぜひ気軽にご利用ください。

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