「黒字倒産」を回避!ファクタリングの活用方法
今回は、「黒字倒産とファクタリング」をテーマにお届けしたいと思います。
「倒産」というと、「経営状態が赤字になることで起こる」と思われている方がほとんどではないでしょうか。
しかし近年では、経営状態が黒字であるにもかかわらず経営を続けられなくなり、やがて倒産してしまう「黒字倒産」というケースが多く見られます。
そして、これは一般企業だけに限らず、医療機関にも当てはまります。
しかし、ご安心ください。
仮に黒字倒産の危機に陥った場合でも、ファクタリングを利用して回避することが可能です。
このことについて、以下に詳しく解説します。
「黒字倒産」とは?
すでに簡単に触れましたが、黒字倒産とは文字通り「黒字であるにもかかわらず倒産すること」を指します。
そもそも、「赤字=倒産」ではありません。
仮に支出が収入を上回り、赤字になったとしても、経営を続けることはできます。
では、なぜ倒産してしまうのか。
それは、「自己資金(現金)が不足し、債務を返済できないことで経営が行き詰まるため」です。
つまり、経営状態が黒字であっても、「現金」あるいは「担保になる資産」がなければ倒産する可能性があります。
逆にいえば、経営状態が赤字であっても、資産として多額の現金を保有している場合は倒産しません。
また、現金がなくても、担保になる資産があり、銀行融資を受けられる場合も倒産を防ぐことができます。
ただし、赤字状態が長く続けばやがて資産が底をつき、遅かれ早かれ倒産する可能性がある点に注意が必要です。
黒字倒産は意外に多い?
「黒字なのに現金が手元に残らない、なんてことがあるの?」
と思われる方もいるのではないでしょうか。
実は、このような状況は意外にも珍しいことではありません。
一般企業の場合、「売上はあるけれども入金は数ヶ月先」という状況が起こります。
たとえば、ある商品を仕入れて取引先に納品して利益を得る場合、その場で現金を受領するのではなく、数ヶ月先に現金が払い込まれる「掛け売り」を行うのが一般的です。
・売上はあるけれども現金自体は手もとにない
・仕入れのための支出ばかりがある
という状況です。
このとき、税金や人件費など各種の支払いが直近に迫っている場合、資金に余裕がない企業は支払いが滞ります。
その結果、入金日を迎える前に経営難に陥り、黒字倒産を招くことがあります。
現に、東京商工リサーチが毎年行っている「倒産企業の財務データ分析」によると、2018年に倒産した企業のうち、約40%が黒字倒産というデータが出ているようです。
医療機関も黒字倒産する危険性が…
一般企業だけが黒字倒産に陥るわけではありません。
医療機関も黒字倒産の憂き目に遭ってしまう可能性があります。
医療機関が収入を得るためには、「審査支払機関」に診療報酬請求書とレセプトを提出する必要があります。
審査支払機関は各提出書類の内容を照会し、問題がなければ健康保険組合や市町村に診療報酬の支払いを請求します。
このような手続き、審査を経て健康保険組合や市町村から医療機関に診療報酬が支払われます。
しかし、審査をクリアしたとしても、実際に入金されるのは必要書類を提出した2~3ヶ月後です。
その間、医療機関は、売上はあるものの現金がない状態となります。
手もとに現金がない空白の期間中に各種支払いが重なると、黒字倒産を招くおそれがあります。
特に開業して間もない医療機関は要注意といえます。
時期によっては資金に余裕がないにもかかわらず、税金や人件費などの支払い、あるいは設備投資で首が回らなくなる可能性があります。
ファクタリングで黒字倒産を回避
黒字倒産を防ぐためには、普段から資金繰りを徹底することが大切です。
とはいえ、どうしても資金繰りが難しく、このままでは黒字倒産してしまいかねないケースもあると思います。
その場合の対処法のひとつとして、「ファクタリングを利用すること」が挙げられます。
診療報酬債権ファクタリングを利用すれば、支払日が先の診療報酬債権をスムーズに現金化できます。
つまり、「手もとに現金がない空白の期間」が出来るのを避けることができます。
私たちGCMでは、医療機関がすでに請求している診療報酬に加えて、将来的に発生すると考えられる将来債権の買取も行っています。
また、スピーディーなサービス提供を心がけており、最短3日で契約成立となります。
資金繰りが苦しく、急を要する場合は、ぜひ気軽にお問い合わせください。